新たな香りの世界を体感できる器
約400年の歴史のある「高取焼」は、茶道の道具として永く人々に愛されてきました。
高取焼の特徴は、薄い作りと伝統の釉の色合いにあります。
鬼丸雪山窯元では採土に始まり、木灰やワラ灰も手作業による製法にこだわり、
薪窯の炎で焼成することで、時代を越えて生き続ける陶器を作っています。
「香るカップ」は高取焼の特徴を活かした形状により、
飲み物の溜まった香りを口と鼻にしっかりと届け、
本来の味をよりまろやかに、よりダイレクトに感じさせる器です。
佇まいには歴史と伝統を感じさせる「気品」が漂います。
香りと味を引き出す器
日本には、「茶」で客人をもてなす「茶道」という文化があります。
独特の丸みを帯びたフォルムと小石原の土の特徴がコーヒーの香りを凝縮し、 コーヒー本来の味を引き出します。
旨味や香りを引き立てる「香るカップ」は日本酒、焼酎、ビール、ワインなどのお酒を より美味しく飲むことができます。
厚すぎても重くなる、薄すぎると手が熱い。最適のバランスを模索しました。
器の口当たりは味覚を大きく左右します。
細かい粒子と微細な空気の穴が違いを生みます。
一般的な陶器の断面図
小石原の陶器の断面図
※上記の木箱は贈答用の箱ではございません。
2019年の6月、福岡市で開催されたG20主要国の財務大臣への記念品として贈呈されました。
経済産業省が、選出する「世界にまだ知られていない、日本が誇るべき優れた地方産品」 の一つに選出されました。
NHK BSの人気番組「イッピン」にてこの香るカップが取り上げられました。(2017年10月24日放送)その他、福岡のKBCテレビなど地元局でも取り上げられています。
“香るカップ”がThe Wonder 500™に選出されました。 The Wonder 500™は、経済産業省が主催するクールジャパン政策のもと「世界にまだ知られていない、日本が誇るべきすぐれた地方産品」を全国都道府県より合計500商材を発掘し海外に広く伝えていくプロジェクトです。
福岡デザインアワード 2018 入賞
意匠登録第1548302号
一品、一品が全て手作りですので、形や色合いの違いもお楽しみいただけます。
いろいろな飲み物を飲み比べて違いをお楽しみください。
【お取扱いについて】 電子レンジでお使いいただけます。
〈飴釉 Ameyu〉
[大] 径(Φ)6.4×高(H)10.0㎝
[中] 径(Φ)6.3×高(H)9.0㎝
[小] 径(Φ)6.0×高(H)8.0㎝
〈白釉 shiroyu〉
[大] 径(Φ)6.4×高(H)10.0㎝
[中] 径(Φ)6.3×高(H)9.0㎝
[小] 径(Φ)6.0×高(H)8.0㎝
〈赤釉 akayu〉
[大] 径(Φ)6.4×高(H)10.0㎝
[中] 径(Φ)6.3×高(H)9.0㎝
[小] 径(Φ)6.0×高(H)8.0㎝
〈灰釉 haiyu〉
[大] 径(Φ)6.4×高(H)10.0㎝
[中] 径(Φ)6.3×高(H)9.0㎝
[小] 径(Φ)6.0×高(H)8.0㎝
小 | 中 | 大 | |
---|---|---|---|
口径 | 約6cm | 約6.3cm | 約6.4cm |
最大径 | 約8cm | 約8.5cm | 約9cm |
高さ | 約8cm | 約9cm | 約10cm |
重さ | 190g | 235g | 270g |
価格 | 4,800円 | 5,400円 | 5,800円 |
※価格は送料・税込価格です。
温かい飲みものを入れる場合は中程を超えると熱くなりますので必ず中程を超えないようお願いいたします。中程まで入れた容量は、小)約120cc、中)約160cc、大)約220ccです。冷たいものは中程以上に入れて頂いて大丈夫です。冷たいと香りは立ちにくいですが口が薄作りの為、口当たりが良く美味しくいただけます。小はお茶、ホットコーヒー、に中はお茶、コーヒー、お酒にも。大は焼酎やビールにお使い下さる方が多いです。大きい方がより香りは立ちますが丸みがある形ですので、大サイズは女性や手の小さい方には大きいと思います。自然に両手で包み込むように持ち上げると、まるで抹茶盌を扱っているような、ティータイムを改まった気持ちにしてくれ、より豊かに香りや味を感じる事が出来ます。
配送は佐川急便にて福岡から発送いたします。送料は販売価格に含まれています。
配送の際は緩衝材として新聞紙等で梱包いたします。ご進物用の場合は専用の緩衝材で梱包いたしますので、ご必要な場合は備考欄にご記入ください。また、ご進物用には化粧箱(税込500円/個)もご用意しておりますので、ご必要な場合はカートにてご購入ください。
すくいやすいからこぼれない
縁を内側に円くカーブさせた返しの形状によって、スプーンですくった時に食べ物がこぼれ落ちにくくなっています。手の不自由な方や握力の弱い方でも最後のひとすくいまですくえて、快適に食事を楽しめる非常に使いやすいデザインです。
「天然の釉薬」を使用して独特の色合いと艶を表現。使いやすさだけでなく、その美しさで毎日の食事を楽しく、食卓を豊かにしてくれます。
刺身盛りも映える多機能性
【お取扱いについて】 電子レンジ、食洗機でもお使いいただけます。
〈飴釉 ameyu〉
径(Φ)20.0×高(H)5.3㎝
〈白釉 shiroyu〉
径(Φ)20.0×高(H)5.3㎝
〈飴釉 ameyu〉
径(Φ)18.0×高(H)5.0㎝
〈飴釉 ameyu〉
径(Φ)18.0×高(H)5.0㎝
すべて手作りですので、サイズや色合いに多少の誤差がございます。
ありそうでなかったこの形
最高な状態で珈琲を楽しむことを
目指した一品。
赤と飴の釉薬はコーヒーを
最上級に美しくする。
口はパックのかかりが良く広げやすい。
ハンドルのない全く新しいコーヒーカップ。
〈飴釉 ameyu〉
径(Φ)9.0×高(H)9.0㎝
4,200円
〈赤釉 akayu〉
径(Φ)9.0×高(H)9.0㎝
4,200円
すべて手作りですので、サイズや色合いに多少の誤差がございます。
ありそうでなかったこの形
蕎麦猪口と言えば初期古伊万里。
底が厚く、立ち上がりが薄い独特な形状。
感じる重みは手馴染みがよい。なぜか五感を刺激する。
そんな蕎麦猪口です。
〈白釉 shiroyu〉
[大]径(Φ)8.0×高(H)8.0㎝ 3,300円
[小]径(Φ)8.0×高(H)6.5㎝ 2,600円
〈飴釉 ameyu〉
[大]径(Φ)8.0×高(H)8.0㎝ 3,300円
[小]径(Φ)8.0×高(H)6.5㎝ 2,600円
すべて手作りですので、サイズや色合いに多少の誤差がございます。
ありそうでなかったこの形
原材料は全て天然素材のみ。
土が生み出す質感で食材が輝く。
極めて平らに仕上げた皿はシェフの作品に
立体感をもたせる。
〈青釉 aoyu〉
径(Φ)18.0 3,000円
径(Φ)21.0 3,500円
径(Φ)28.0 9.600円
径(Φ)32.0 11,800円
〈飴釉 ameyu〉
径(Φ)18.0 3,000円
径(Φ)21.0 3,500円
径(Φ)28.0 9.600円
径(Φ)32.0 11,800円
〈赤釉 akayu〉
径(Φ)18.0 3,000円
径(Φ)21.0 3,500円
径(Φ)28.0 9.600円
径(Φ)32.0 11,800円
〈白釉 shiroyu〉
径(Φ)18.0 3,000円
径(Φ)21.0 3,500円
径(Φ)28.0 9.600円
径(Φ)32.0 11,800円
すべて手作りですので、サイズや色合いに多少の誤差がございます。
髙取焼の器は窯のある東峰村の天然素材だけで作られます。東峰村の土、筑後川の源流水、登り窯の薪は東峰村の杉、釉薬製造の藁は東峰村の稲わら、自然のもの、地産地消にこだわっています。
高取焼の歴史は、文禄・慶長の役から帰国した黒田長政が陶工八山を渡来させて、福岡県直方市鷹取山麓に永満寺宅間窯を築窯させたことに由来します。その後、直方市内ヶ磯窯、山田陶人谷窯、飯塚市白旗山窯へ変遷する中で、茶人小堀遠州の指導を得て茶器の製作をはじめ、遠州の美意識であります「綺麗さび」による薄作りで優美な「遠州高取」と称された高取焼が生まれました。
民芸陶器の里として親しまれている小石原も、その一時代に位置し、寛文年間に鼓で茶陶を、そして皿山中野の地で生活器を中心に産出したのに始まります。筑前黒田藩の御用窯の源流となる小石原の茶陶は、その後現在に至るまで、遠州七窯の一つとして、広く茶人に愛されてきました。
霊峰英彦山を仰ぐ小石原において「小石原高取」の技術の再現に日々研磨を重ねて開窯した、祖父雪山の苦労を礎とし「ものづくり」としての姿勢や心構えを初代碧山より学び、大徳寺高田明浦老師より二代目「碧山」の号を頂きました。また前大徳寺方谷浩明老師より、茶室庵号「聴雪軒」の命名も頂いており、伝統の上に立った現代の高取焼の確立に励んでおります。
薪窯にこだわり、一つ一つ真心を打ち込んで焼成した私共の作品が、皆様の暮らしを豊に彩る手助けとなれば幸いです。