抹茶を入れるのに用いる茶器全体を指し、狭義には棗に代表される木製茶器に対する陶磁器製の茶器を指す。蓋には象牙が用いられ、蓋の裏は金箔張りが施されていることが多い。現在では濃茶を入れる容器として特に「濃茶器」(こいちゃき)とも呼ばれる。一見シンプルな茶入小壺の、それぞれ微妙な個性に美しさを見出す点は茶の湯文化の際立った特異性となっている。
茶入
水指
茶盌
花入
壺
器
高取焼の器は形に動きがあり、天然の材料が生み出す複雑な色や文様は美しい景色を作る。一見派手な景色が驚くほど食材を際立たせる姿は、遠州の美意識を感じさせる。近年西洋の食文化に向けてこの美意識を伝えるチャレンジをしている。