茶入

抹茶を入れるのに用いる茶器全体を指し、狭義には棗に代表される木製茶器に対する陶磁器製の茶器を指す。蓋には象牙が用いられ、蓋の裏は金箔張りが施されていることが多い。現在では濃茶を入れる容器として特に「濃茶器」(こいちゃき)とも呼ばれる。一見シンプルな茶入小壺の、それぞれ微妙な個性に美しさを見出す点は茶の湯文化の際立った特異性となっている。

高取肩衝茶入 径6.3×高9.5㎝
高取肩衝茶入 径7.0×高10.5㎝
高取肩衝茶入 径6.0×高11.0㎝

水指

茶道の点前で、茶釜に水を足したり、茶碗や茶筅をすすぐための水を蓄えておく器である。

高取足付水指 幅17.0×奥行17.0×高17.0㎝
高取前押水指 幅24.0×奥行17.0×高15.0㎝
鮟鱇形水指 径16.0×高17.3㎝
高取管耳付水指
高取捻梅水指 幅21.0×高13.5㎝

茶盌

日本の茶の湯では、季節や趣向に応じて様々な茶碗を用いる。茶碗の形状は、碗形のものが多いが、筒形や平形、輪形(玉形)、半筒、端反、沓形などがある。

高取掛分茶盌 幅11.3×奥行10.5×高7.3㎝
高取黄釉茶盌 径11.8×高8.0㎝
高取白柚茶盌
高取鉄柚茶盌
高取掛分茶盌 径11.5×高7.3㎝
白柚天目茶盌 径12.8×高6.0㎝
鉄柚天目茶盌 径12.8×高6.0㎝
高取引出掛分茶盌 幅11.3×奥行10.5×高7.3㎝
比叡山献上 天目台/天目茶盌 径12.8×高6.3㎝/径15.2×高12.0㎝

花入

花入(はないれ)は、茶席に飾る茶花を入れる器で、金属・磁器・陶器・竹・籠製のものなどがある。胡銅・唐銅や唐物青磁などを「真」、上釉のかかった和物の陶磁器を「行」、竹・籠・瓢や上釉のかからない陶磁器などを「草」とする。

のぼり鯉花入 幅17.0×奥行11.0×高23.0㎝
高取筒花入 径11.5×高29.3㎝
高取青釉流し四方花入 幅10.0×奥行10.0×高29.0㎝
瓢花入 径9.1×高25.0㎝
打出小槌花入 幅14.0×奥行8.0×高20.0㎝

床の間に飾ったり、花を活けたりする比較的大きな器。一般的に丸い袋状の形態をもち、通常は、器体に頸の部分を伴う口縁部を持つ器のことを壺と呼ぶ。日本では縄文時代の早い時期に壺が現れており、甕(深鉢)とともに主要な器のひとつであった。

高取掛分釉流し壺 径39.0×高39.0㎝
高取掛分釉流し壺 径46.0×高37.5㎝
高取長石釉壺 径34.0×高43.0㎝

高取焼の器は形に動きがあり、天然の材料が生み出す複雑な色や文様は美しい景色を作る。一見派手な景色が驚くほど食材を際立たせる姿は、遠州の美意識を感じさせる。近年西洋の食文化に向けてこの美意識を伝えるチャレンジをしている。

香るカップ 径8.5×高8.3㎝
向付(瓢・巻・蛤・筆洗・沓)
荒土白釉丸皿 幅20.0×高3.0㎝
荒土飴釉丸皿 幅20.0×高3.0㎝
釉流し長板皿 幅35.0×奥行15.0×高4.0㎝
カレー皿(小)/カレー皿(大) 径22.0×高5.5㎝/径26.0×高6.0㎝
飴釉盃/盃台/鴨徳利 径9.0×高4.0㎝/径7.5×高5.5㎝
幅18.0×奥行8.0×高10.0㎝
プレート平皿 径32㎝
プレート平皿 径32㎝
ベルギーカップ 径10.5×高17.5㎝

小石原高取の土は非常に特徴的だ。鉄分が多く、きめの細かい絹のような土は器だけでなく未知の可能性を秘めている。音の世界(スピーカー)で高音が特に美しいのも素材の特徴である。

高取スピーカー ブレス Type1 幅33.0×奥行48.0×高41.0㎝
音響の部屋